こんにちはFumiko@です。
今回は長尾和宏さんの『病気の9割は歩くだけで治る!』を紹介します。
この本は健康のために歩こうかなと思っている人や、病気の予防・治療と歩くことの関係を理解したい人におすすめの1冊です!
書籍情報
書名:病気の9割は歩くだけで治る!
著者:長尾和宏
文庫:216ページ
出版社:山と渓谷社
発売日:2023/11/17
著者について
1958年、香川県生まれ。医師、医学博士。
84年、東京医科大学卒業、大阪大学第二内科入局。
95年、兵庫県尼崎市で開業、2006年より在宅療養支援診療所となり、外来診療と24時間体制での在宅診療を続ける。
日本尊厳死協会副理事長、日本慢性期医療協会理事、日本ホスピス在宅ケア研究会理事、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、日本禁煙学会専門医、日本在宅医学会専門医、日本内科学会認定医、関西国際大学客員教授、東京医科大学客員教授。
目次
はじめに
第1章 病気の9割は歩くだけで治る!
第2章 医療の常識に騙されるな
第3章 健康になる歩き方
第4章 歩くと未来が変わる
おわりに
文庫版あとがき
要約:病気の9割は歩くだけで治る!
この本のポイントは、
- 生活習慣病や認知症、うつ、不眠症など様々な病気の予防や改善に歩くことが効果的!
- 世の中は市場開拓のために新しい病気、新しい薬を作り出す動きへ。このような薬に頼る前に、歩くというセルフケアをまずする
- 正しい立ち方、歩き方を意識する
ポイント1:
例えば不眠症。昼間に少しでも歩くこと、朝日を浴びることが重要。
日中に少しでも歩けば疲れるので夜眠りにつきやすい。また朝日を浴びることで自然と少しずつ狂ってしまう体内時計をリセットできる。
朝日を浴びると夜間にメラトニン(睡眠ホルモン)が分泌されるようになり、自然な眠りに入れる。
以上より午前中の朝日を浴びながらのウォーキングが最強。
ポイント2:
今まであった症状に病名をつけることを『医療化』という。
胃もたれは逆流性食道炎、下痢は過敏性症候群など。
「なんだか調子が悪い」から病名のついた病気になることで、人々は病院に行くようになり病院が儲かる。新しい病気のための薬が売れる。
一方、歩くことは誰の利権にもならないため国が本気で勧めない。
様々な情報に惑わされる前に、まずは歩いてセルフケア!
ポイント3:
体に余計な負担がかからないように正しい立ち方、正しい歩き方を意識する。
歩幅は広めに、肘を後ろに引いて歩くと良い。
感想:病気の9割は歩くだけで治る!
肩甲骨を動かしながら歩く
要約でも言いましたが、正しい歩き方は肘を後ろに引いて肩甲骨を動かす。
自分でも試してみて、何も考えないで歩くのと、肩甲骨が動くように腕を動かすのは全く違いました!
肩甲骨が動くことで上半身の大きな筋肉が動き、運動量が多くなるそうです。
『医療化』というワナ
精神科医の樺沢紫苑先生が確かこんなことを言っていたと思います。
「うつは心の風邪だと言って製薬会社が薬を販売しだした。それでみんなが薬を飲むようになった。
でもうつは風邪じゃない。一度なったら治りにくいから、鬱にならないように予防することが大事。」
『医療化』に惑わされないでというこの本を読んで、その言葉を思い出しました。
病気になってしまったらしょうがないけど、まずは病気にならないようにちゃんとセルフケアをすることが大事だなと再確認しました。
歩きだす!
そもそも私は歩き始めたくてこの本を読みました。
今現在、歩き始めて2週間が経ちます!肩甲骨を動かすように大股で20分間毎日歩いてます!
夏ということもあって家に帰る頃には汗だくです。
でも気持ちがいい!
Nikeのmetconというトレーニング用のスニーカを買う予定でウキウキしております。
夏の間は天気がいいので毎日続けて習慣化して冬に備えたいです!
Fumiko@による独断採点:★★★
採点表
★:時間を無駄にした
★★:読まなくてもよかった
★★★:学びがあった
★★★★:友達にも勧めたい
★★★★★:自分にとって重要な本
タイトルからも分かる通り、歩くことは素晴らしいということがよくわかる本でした。
どのくらい歩けばいいのかを知りたかったのですが、それは明記されていなかったことが少し残念な点です。
できれば毎日、少しずつ。理想は8000~1万歩、30分程度というところでしょうか。
これから歩きたい!という方には、やる気が出てくるおすすめの本です。
一言まとめ
「病気の予防にも治療にも、まず歩くこと!」
ということで今回は長尾和宏さんの『病気の9割は歩くだけで治る!』を紹介しました!
それではCiao!
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