こんにちはFumiko@です。
今回はやましたひでこさんの『新・片付け術 断捨離』を紹介します。
本の紹介
概要
2010年には流行語大賞にもノミネートされた断捨離という言葉。
実はやましたひでこさんが商標登録されているそうで、そもそもはヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」から発想を得ています。
断捨離とは、モノの片付けを通して自分を知り、心の混沌を整理して人生を快適にする行動技術
断:入ってくる要らないモノを断つ
捨:家にはびこるゴミ・ガラクタを捨てる
離:モノへの執着から離れ、ゆとりある“自在”の空間にいる私
もったいない、まだ使えるといった“モノ主体”ではなく、今の自分にふさわしいか、必要かどうかという“自分主体”でモノとの関係を見つめ直します。
要らないものを捨てる(捨)ことと、入ってくるものを十分吟味する(断)ことを繰り返して、最終的にはモノへの執着を手放し、お気に入りのモノだけでの暮らしが実現します(離)。
片付け・処分や整理をする以前に必要な、モノとの向き合い方が学べる一冊となっています。
著者の紹介
著者のやましたひでこさんは東京都出身。
大学在学中に出会ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」から断捨離という片付けの概念・メソッドを作る。
セミナーや講演、youtubeなどで活躍中。
著作に『1日5分からの断捨離~モノが減ると、時間が増える』『モノ・人・心の悩みが消えていく 断捨離道場』『人生を変える断捨離』など多数。
感想
私は結構ひねくれ者なので流行りのミニマリズムに乗りたくないなぁと思い、あえてこの本を手に取ってみました。笑
全部で〇〇個しか所持品がないとか、とにかくモノが少ないほどいいみたいなミニマリストをyoutubeで見ると、そうゆうことじゃない気がする…と常日頃思っていたからです。
マインドフルネス
断捨離はヨガの哲学からきているだけあって、マインドフルネスや仏教にも通じていて理解しやすかったです。
“今、ここにいる私”に必要なもの、ふさわしいもの。
そう考えると必要ないものがたくさんあることに気づきます。
私は特に服と文房具(ペン)がたくさんありました。
諸行無常というように、全てのものは移り変わり、常というものはありません。
以前すごく気に入っていた服でも、気持ちが冷めてしまえば全く着なくなります。
そうゆうものを捨てられずにため込んでいたんですが、今回全て処分することができました。
停滞せずに流していくというような感覚になりました。
服も食べ物も旬のものを
ミニマリストや断捨離に持っていたイメージは、品質の良いものを買ってそれをずーっと使うということ。
でもこの本の中でやましたさんは、服は食べ物と同じで旬のものを取り入れていくことでエネルギーをもらえると言っています。
つまり季節ごとに着たいものを着る。着なくなったものはリサイクルや友達にもらってもらう。
これにはびっくりしました。
断捨離は節約術ではなく、いつもご機嫌で暮らすための行動技術。
まさに今、自分がどうしたいのかをわかっていないとできないことです。
でもそう思うとちょっと心が軽くなる気もします。
環境のことを考えたりして、安物を大量に買うのは避けていますが、 “モノを大切に”という言葉に縛られて、いつまでも好きじゃなくなった服を着る必要もないんだなと思ったからです。
“勿体無い”という言葉の意味
さらに新たな発見だったのは勿体無いという言葉の意味。
もとは仏教用語だという勿体無い。
その意味はモノの本来の姿がなくなるのを惜しんだり、嘆いたりする気持ちを指すそうです。
どんなに綺麗なワンピースでも本来の役目である服として着られなくなって、ずっとハンガーにかかったままなら勿体無いですよね。
それならリサイクルとかに出して、着たいと思ってくれる人に着てもらった方がモノにとってもいいことです。
読後の印象
私はマニアックに綺麗好きなほうで、部屋は片付いています。
それでも今の私に必要ないものがたくさん出てきてびっくりしました。
日頃からもっと自分を大切にするにはどうすればいいのか考えていたところで、この断捨離が意外にも役に立つことがわかりました。
自分が好き、ときめく(こんまりさんにも通じますね)ものだけが身の回りにあると、本当に自分の機嫌が良くなることを実感したからです。
夫も私に触発されて断捨離していました笑。
今後もっとこの断捨離の精神が自分の中でブラッシュアップされて、シンプルでご機嫌な生活を送れるようになることを今からワクワクしています!
一言まとめ
「今、ここにいる私が必要なものとは」
ということで今回はやましたひでこさんの『新・片付け術 断捨離』を紹介しました!
それではciao!
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