こんにちはFumiko@です。
今回は苫米地英人さんの『君は1万円札を破れるか?』を紹介します。
本の紹介
あなたは1万円札を破れますか?私はこの本を読んだ今もまだ破れずにいます笑。
それはなぜか?私たちはお金には絶対的な価値があると洗脳されているからです。
なんともショッキングな内容ですが、この本は「真の自由を手に入れる」「お金から自由になる」ことをテーマにしています。
世界経済の支配者たちは、私たちに“お金がないことに関する不安”を植え付けました。
そうすることでお金を自在に操る支配者たちの権力を強固なものにするためです。
この本ではそんな洗脳から脱するために、
・お金の本質とは実態のない情報であること
・銀行の信用創造について
・サブプライムローンの真実
・日本経済について
・コンフォートゾーンを変えて収入を増やす
・物を売るには情報空間の価値(バーチャルバリュー)をつける
・投資・借金について
など様々な視点からお金について述べられています。
どうしたら稼げるようになるのか、という方法論だけでなく、お金とはどういう存在で、私たちはお金を取り巻くどのような社会で生きているのか、わかるようになる興味深い一冊です!
著者の紹介
著者の苫米地英人さんは認知科学者(機能脳科学、計算言語学、認知心理学、分析哲学)、計算機科学者(計算機科学、離散数理、人工知能)です。
他にもカーネギーメロン大学博士、同CyLab兼任フェロー、株式会社ドクター苫米地ワークス代表などなど、ここには書ききれないほどの肩書きをお持ちで大活躍されています。
また現在は自己啓発の世界的権威、故ルー・タイス氏の顧問メンバーとして、米国認知科学の研究成果を盛り込んだ能力開発プログラムの普及に努めていらっしゃるそうです。
プチ情報!
私が知る限り、この本や他の苫米地さんの著書の多くがKindle Unlimitedの読み放題に入っています。
私はKindle Unlimitedに入ってもう4年くらいになりますが、読みたい本がたくさんあって毎月980円でも十分元が取れるのでオススメです!
Kindle Unlimitedに入っていない方はこの機会に入ってみてはいかがでしょう^^
感想
お金は目的を達成するための手段でしかない
私たちは普段の生活で、バッグが1万円で安いから買おうとか、2万円で高いから買わないなど、お金を基準にして判断しています。
しかし本書の中で「自分は女である」と感じている性同一性障害の人が、性転換手術をするのに、その費用が高いからといって諦めることはないという例がありました。
確かに、自分が本当に欲しいものは、それ自体に価値があるわけで、いくらかかっても手に入れたいと思える。
お金は目的を達成するための手段でしかないのです。とてもわかりやすい例で納得しました。
そう思うと、普段の生活の中でそれほど欲しいものって無いんじゃないかなとも思いました。
断捨離やミニマリズムとして、CMやインスタグラムを見て欲しいものがあったら、そのモノ自体が欲しいのか、その値段だから欲しいと思ったのか、一度自分に問いかけたいと思います。
今の時代、バーチャルバリューは無視できない
バーチャルバリューとは情報空間における価値のことで、その対となるものが物理空間における価値です。
Tシャツを例に取ると、物理空間の価値は生地が高品質だったり縫製がしっかりしているなど実質的な価値のこと。
それに対してバーチャルバリューとはかっこいい・おしゃれや限定モデルで希少性がある、あの有名人も着ていたなどの概念上での価値のことを指します。
最近、特にこういうブランディングや価値づけ、ストーリーづけなどの本もたくさん出ていて、私も勉強しなきゃなって思っていたところでした。
今の時代に物を売るには不可欠な要素ですが、それと同時に、物を買うときもこの2つの価値を分けて吟味すれば、ただ単に周り流されていただけだと気づくこともできると思います。
読後の印象
今まで苫米地さんの本を読まず嫌いしていたことを後悔しています笑。
頭がすごくいい人という印象は変わっていませんが、本の内容はわかりやすいし、1冊の本でこんなに幅広く色々なことが学べてとても楽しかったです。
私たちはあまりにもお金と人生を結びつけすぎているんだなぁと、お金を通して人生のことを考えるようになりました。
世の中も少しずつ変わってきてはいますが、お金をたくさん稼いでいるから幸せなんじゃなくて、お金はもちろん必要な分稼ぐけど、それに加えて自分の価値観でやりたいことをやって生きるからこそ幸せなんだと思いました。
一言まとめ
「お金基準じゃなく自分の価値観で生きる」
ということで今回は苫米地英人さんの『君は1万円札を破れるか?』を紹介しました!
それではciao!
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