こんにちはFumiko@です。
昨年末にcarte de résident, 通称「10年ビザ」をゲットしました!今回はそのお話。
フランスの行政に関する手続きは、場所と時間、人によって大きく変わってくるのであまり参考にはならないと思いますが、体験談として読んでいただけたら嬉しいです。
滞在許可証の更新時に気をつけること
ちょっとその前に、私の今までの経験から滞在許可証の更新時に気をつけた方がいいことを自戒も含めここに記しておきます。
1. 更新は早めに!
少なくとも3ヶ月前には申請する。
2. レセピセ期間中は、スマホのSIMカードを交換しない方がいい
レセピセ期間中はSMSで滞在許可証ができたというメッセージがくる可能性があるので、スマホのSIMカードは変えない方がいい。特に日本一時帰国の際は注意。
3. 提出した書類の一覧や、コピーなどを保管しておく
長期滞在の人は、1年ごとや2年ごとにしょっちゅう更新があるので、前回提出した書類のリストやコピーがあると参考になるのでおすすめ。
また何かのトラブルでもう一度提出しなければいけない時にも使える。
ということで参考になったら幸いです。
それでは本編行ってみよう!
私のこと
まず簡単に私の置かれている状況を説明すると、
-2016年:学生ビザで渡仏
-2019年:フランス人と結婚
-2023年:滞在許可証の更新時に10年ビザを申請
-管轄はSaint Germain en Laye(Sous-Préfecture)
10年ビザ(Carte de résident)については下の政府のオフィシャルサイトを参照してください。
レセピセを手に入れるまで
私の場合、まずレセピセを入手するまでが大変でした。
その当時、私のPréfectureはコロナの影響で、滞在許可証の更新は手紙で申請することになっていたのです。
持っていた滞在許可証の期限がきれる1ヶ月前に(今思うとこれもギリギリすぎた)、全ての書類を準備して書留で郵送しました。
提出した書類(参考)
・戸籍のフランス語訳原本
・戸籍のオリジナル版(日本語)コピー
・パスポートのコピー
・住所証明 – ameliの証明書
・住所証明 – 住民税の証明書
・住所証明 – スマホの請求書
・証明写真3枚
・Déclaration sur l’honneur de respect des principes régissant la République française
(フランス共和国のルールに従いますよという宣誓書)(ネットで調べるとフォーマットが出てきます)
・フランス語力(A2)の証明 – 学校のディプロム
・Copie intégrale de l’acte de mariage (Mairieでもらえる婚姻証明書)
・更新する前のTitre de séjourのコピー
・フランス人配偶者の身分証明書のコピー
・夫婦で共同生活をしている証明 – Déclaration sur l’honneur de communauté de vie
(ネットで調べるとフォーマットが出てきます)
・夫婦で共同生活をしている証明 – 夫と共通の銀行口座の契約書
・夫婦で共同生活をしている証明 – 夫と共通の銀行口座明細書
・質問用紙(私のpréfectureのもの)
・auto entrepreneurの証明書
・Lettre de la demande de carte de résident (10年ビザ申請願)(ネットで出てきます)
・返送用の封筒(切手貼付済み)
私も夫も心配性なので、これでもかってくらいに証明書をたくさん入れました。
今見てもうんざりする笑
これで安心!と思っていたんですが、いつまで経ってもレセピセが送られてこない!!!
Préfectureに電話しても、メールを送ってくれとあしらわれてしまい、メールを送るも全く返事なし。
取りつく島もないとはこのことです。
何回かメールを送ったり、電話したりしましたが埒が開かず、現行の滞在許可証も期限が切れてしまいました。
そんな時、期限切れの滞在許可証の更新は直接Préfectureに行って良いという情報を入手し、また1から書類を準備しました。
当日。少し早めに出発した私と夫はPréfectureに朝の7時過ぎに到着。なんとそこにはすでにたくさんの人達が列を作っていました。みんな私と同じ状況。
中には滞在許可証の更新を申請して2年経ってもレセピセがないという人や、1年間ずっとレセピセを更新しながら滞在許可証を待っているなんて人もいました。
結局その日は受付時間の正午まで待ちましたが人が多すぎて中に入れずに断念。
翌日朝の4時半(!)から並んでようやく窓口にたどり着き6ヶ月間有効なレセピセを入手することができました。
Saint Germain en Layeのこと
2023年の4月からオンラインでの滞在許可証の更新手続きが始まったそうです。
私はちょうどネット移行する前の混乱期に巻き込まれてしまったのでしょうか?
職員の人、ちゃんと働いてる?と疑うほどにたくさんの外国人がpréfectureの前で滞在許可証の更新を待っています。(ニュースにもなりました)
すごく不安な気持ちでいっぱいでした。
オンラインでの手続きはスムーズでありますように…
レセピセを更新する
やっと手にしたレセピセは6ヶ月も期間があったので、疑うこともなく「カードができました!」というSMSが来ると思ってました。
しかし!
SMS全然来ない!
途中、日本に一時帰国してスマホのSIMカードを変えたりしたので、その間にもしかしてメッセージ来てたらどうしようと夫とパニックになりpréfectureにメールしましたが返事はもちろんなし!
そんなこんなで6ヶ月あった期間も過ぎ、レセピセを更新するという事態になりました。
当時、更新作業も落ち着いてきたのかpréfectureから、レセピセの更新は木曜・金曜の午前のみ受付という情報が出ます。
私たち夫婦は朝の4時からスタンバイ。この時は1番に並んでいた人が番号札を作っていて配布していました。私たちは10番目。よし!これならいける!
ですが実際は職員の人が外に出てきて、各々のレセピセ、証明写真1枚をpréfectureの入口で一括で回収していきました。私たちは中にも入れないのかとちょっとげんなり。
およそ1時間半後、職員の人ができたレセピセをみんなに配って終了。今回は3ヶ月の期限でした。
そして3ヶ月後、未だSMSは来ず、2回目のレセピセ更新を行いました。
ついにSMSが来た!!Carte de Résidentゲット!!しかし…
2回目のレセピセ更新からまもなく、しれっと「カードができました」のSMSが来ました。
このメールでは10年ビザかどうかは言及されておらず、ドキドキしながらpréfectureへ。
この日は金曜の午後でpréfectureの外には以前ほど外国人がいませんでした。この事態が少しずつ解決に向かってるといいな。
今回は受信したSMSを見せてスムーズに中に入ることができました。建物内ではそこまでたくさんの人はおらず静か。1年前のpréfectureの前での大勢の人、カオス的状況が嘘のようでした。
私の順番が来て窓口に行くと、何やら問題があるみたいで担当の人は別の人と話し合っています。
「まさかSMS誤発信?!カードできてないとかやめてー泣」と願う私に、担当者は「申請遅れがあるので追加で180€収入印紙を提出してください」と。
一瞬、意味がわかりませんでした。
結局のところ、私が手紙で更新申請したのは期限が切れる前。
しかしpréfectureから何の返事もなく、しょうがないので期限が切れてからもう一度準備して直接窓口で申請したので申請遅れ扱い。
えぇぇぇぇぇぇぇーそんなことってあるぅぅぅぅぅぅ泣
納得がいかない私でしたが、その場では手紙で更新申請した時の書留証明も手元になく、もしあったとしてもそれが期限内に申請したという証明には使えなさそうなので仕方なく支払いました。
225€+180€=405€
何より、更新のために何度もpréfectureに足を運んで、寒さ、暑さの中、長時間外で待ったのにこの仕打ちかと今でもフツフツ来るものがあります。
まあね、カードを確認して10年だったのでそれは嬉しいです。夫も喜んでくれました。
でもなんだか手放しでハッピーではないのです、まあいいけどね。ブツブツ…
終わりに
ここまで読んでいただいてありがとうございます!
もう本当に大変な1年間でした。ふう
もし今も私と同じような状況にいる方!夜は明けます!希望を持ってがんばってください。
ということで10年後はもっとスムーズに更新したい!と願うFumiko@です。
それでは!Ciao!
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