こんにちはFumiko@です。
今回は辻秀一さんの『感情にふり回されないコツ』を紹介します。
この本は感情に振り回されずに仕事や勉強に集中したい方におすすめの1冊です!
書籍情報
書名:感情にふり回されないコツ
著者:辻秀一
単行本:200ページ
出版社:フォレスト出版
発売日:2015/12/2
著者について
メンタルトレーニング専門のドクター。株式会社エミネクロス代表。1961年東京都生まれ。
北海道大学医学部卒。慶應義塾大学病院内科、慶應義塾大学スポーツ医学研究センターを経て独立し、現在に至る。
心の状態が与えるパフォーマンスの質についての20年間の経験・実績を基に、ビジネスパーソン、アスリート、芸術家など、幅広い層にメンタルトレーニングの指導を行なう。
応用スポーツ心理学とフロー理論を基にしたメンタルトレーニングによるパフォーマンス向上を専門として活躍中。セミナー・講演活動は年間200回以上に及ぶ。また、「人間力ワークショップ」は、経営者、アスリート、音楽家、主婦、OL、教員など、日本はもとより海外からの参加者もいるほど人気を博している。
目次
はじめに
第1章 “ややこしく”考えるから感情にふり回される
第2章 メンタルトレーニング専門のドクターが教える「心が乱れる時間」を減らすコツ
第3章 心が整えば、脳は自然に“自分にふさわしい選択”をしてくれる
第4章 心が疲れない人は、作業をしない人
第5章 いやなことでもご機嫌でやる秘策
第6章 自分も相手も“心がラク”になる人間関係のつくり方
見るだけで心が整う10の言葉
おわりに
要約
仕事や人間関係、勉強のパフォーマンスは「何をするか」×「どんな感情で行うのか」で決まる
良いパフォーマンスを発揮するには「何をするか」という行動の内容だけでなく、「どんな感情で行うのか」という心の状態も重要。
私たちは心の状態を整えることが苦手なのでこの部分を改善していくことが必要。
感情は乱れても良い。大事なのは心の状態に気づき、切り替えていくこと
シカゴ大学の元心理学教授のチクセントミハイ博士は、人の心の状態はフローかノンフローかのみ!と発見した。
集中して物事に取り組めている最高の状態がフロー状態。
逆にノンフロー状態は心が揺れ感情が乱れている状態。
まず心の状態に気づき切り替えることが重要。
心を乱す原因は主に“意味付け”
脳の認知機能には主に二つの働きがある。
一つ目は出来事・環境・他者の変化に気づき、自分の行動を決めていくこと。二つ目は物事に意味付けをすること。
“雨が降ったら憂鬱になる”というのは私たちが勝手に雨に憂鬱という意味をつけているだけ。
雨が降るのはどうしようもないので、意味付けをせずにありのままを受け入れていく。
感想
え、雨降ってる、最悪!
雨降ってる、最悪!遅刻しそう、泣きたい!嫌いなあの人がこっちに来る、やめて!
こんなようなことは全部自分が勝手に意味付けしていること。
この本を読んで、いかに私がたくさんのことに意味付けをして、そのせいで一喜一憂しているかということに気づきました。
考えてみれば職場の仕事ができる先輩や、いつも余裕があるように見える友達はこういったことに振り回されていない印象です。
夫に言われたカチンとくる言葉も、もしかしたら私が勝手に悪く捉えているだけかも?
もう全てにおいてこの意味付けは手放した方がいいように思います。
マインドフルネス
心は乱れてもいいから、その心の状態に気づいて切り替えることが重要。
切り替えるとは「今に集中して生きる」「不安を手放していく」「自分を無条件に信じる」こと。
これってつまりマインドフルネス!!
『「なぜ、自分はネガティブになっているのか?」と考えても何も生まない』という記述に結構驚きました。
ポジティブやネガティブということ自体、意味付けによるものだからだそうです。
なんで自分の心の状態が悪いか考えてもフロー状態にはなれない。ただ手放すのみ。
ここでまた瞑想、マインドフルネスの重要性を再確認しました。
ご機嫌という状態の定義を考える
この本を読んで、今まで思っていた「ご機嫌」という状態に疑問を持ちました。
自分のご機嫌を取るために自分が喜びそうな物を知っておく~とか、美味しいもの食べて自分の機嫌を良くする~、〇〇をご褒美に買って機嫌を良くする~ということよく言いますよね。
でもそれって物や行動に依存した、外部からの刺激でなんとかしようという試み。
この本で思ったのは、フロー状態というご機嫌状態は決してウキウキもワクワクもホクホクもしていない、太平洋の真ん中みたいな静かな海のことだなと。
物や行動で自分を釣るのは、一時の刺激にはなりますが、フロー状態にもならないし、嬉しさもあまり長く持ちません。
楽しみとしてそういったご褒美で自分を喜ばすのはアリだと思いますが。
Fumiko@による独断採点:★★★★
★:時間を無駄にした
★★:読まなくてもよかった
★★★:学びがあった
★★★★:友達にも勧めたい
★★★★★:自分にとって重要な本
この本を読んでから、気づいた時に自分の心をスキャンしています。
だいたいそういう時はノンフロー状態です笑。
でもそれによって切り替えるタイミングを得ることができます。
怒ってる時や気持ちが沈んでる時、なんだかソワソワして集中できない時。
大事なのは気づいて手放すこと。
一言まとめ
「感情は乱れるもの。それに気づいて切り替える!」
ということで今回は辻秀一さんの『感情にふり回されないコツ』を紹介しました!
それではCiao!
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