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【要約まとめ】35歳の教科書 (著:藤原和博)

読書メモ

みなさんこんにちはFumiko@です。

今回は藤原和博さん著の35歳の教科書を紹介します!

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本の紹介

著者の藤原和博さんは、東京大学経済学部卒業後、リクルートで営業職や新規事業に携わり、ヨーロッパにも駐在。

リクルートを退社されて以降は、都内で義務教育初の民間人校長として杉並区立和田中学校にお勤めになり、2008年~2011年は橋本大阪府知事の特別顧問をされています。

藤原さんのサイト『よのなかnet』のプロフィールによると、今は教育改革実践家として活動されています。

藤原さんといえば『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』が有名ですよね。

違う分野のスキルを掛け合わせることで1万分の1のレアな人材になって競争力を上げようって話だったと思います。

さて、私がなぜこの本を手に取ったかというと、今年はコロナウイルスの影響もあり時代が大きく変化しているのを感じ、自分の人生の方向性や、何を考えるべきかなどのヒントになればと思ったからです。

また若者に向けた人生の戦略本は数あれど、35歳というミドルエイジに向けた本は珍しいなぁと思い、読んでみました。

この本では現代が今までの高度経済成長期とは全く様相を異にしているということ、これからの新しい戦略が必要だということが述べられています。

組織に埋没するのではなく、自立した個人として人生を設計し、プランニングして、オリジナリティの高い人生を歩んで欲しい

Chapter1 総論 なぜ、人生に戦略が必要なのか?


著者はこれこそが本書で主張したい唯一のメッセージだと言っています。

題名こそ « 35歳 »ピンポイントですが20代でも40代でも、とにかく現状のままでいいのか不安という方、今の時代感を掴んでこれからの人生設計について考えたいという方にお勧めの一冊です。

要約

なぜ戦略が必要なのか

  1. 時代が変化し今までの正解が正解で無くなったから
  2. 独自の幸せを追求する必要性があるから
  3. ライフプランを国や会社に任せられないから


人生のロールモデルがいない、両親と同じような人生では満足できない、そんな問題の根底にあるのは時代の変化です。

高度経済成長に支えられていた成長社会から、ある程度満たされた成熟社会へと時代が変化したため、私たちの価値観が昔の正解に当てはまらなくなったのです。

以前:成長社会「みんな一緒」
・高度経済成長
・国民みんなが中流階級
・家電などモノを手に入れることが幸せ
・社会が成長していくことが前提だったのでみんな同じ行動をしていれば間違いなかった


現代:成熟社会「それぞれ一人一人」
・モノはみんなに行き渡り、手に入れることにそれほど喜びを感じない
・高齢化、経済格差、貧困層の増大
・社会が多様化、複雑化、変化している


人生が多様化することで一人一人の幸せの在り方が変化しました。

公務員や大企業などに就職し、マイホーム、マイカーを買って幸せだと思える時代が終わり、独自の幸せを追求する必要が出てきました。

また終身雇用も崩壊し、年金問題もあります。以前は国と会社に任せっきりだった老後資金なども、人任せにせず自分で戦略を立てて人生を組み立てる必要が出てきたのです。

戦略を立てる

本書の中で藤原さんは、20代はとことん打ち込んでスキルを磨き、30代は迷ってこれからの方向性を決める時だとおっしゃっています。

その中で明確にしなければならないのは、

  • 自分のスキル・強みは何か
  • 40~50代になった時どんな仕事をしていたいか

ということです。

2、3個のスキルを掛け合わせて将来の仕事の大まかなアウトラインを決めます。

その後は行動するのみ!とりあえずやってみる!

この辺りは堀江貴文さんの『多動力』、『ハッタリの流儀』と共通する所です。

大体の方向を決めて突撃!ってところです。

そして走りながら“DADADAの無限サイクル”を回し、修正しながら納得解を見つける。

DADADAとは、変化が早い現代でPDCAをやっていると時間がかかり過ぎるので、Do(実行)とAction(改善)でDADADADとサイクルを高速で回していくことです。

会社員であっても会社内の地位にあぐらを書くのではなく、肩書きをとった後の自分にどんなスキルや魅力があるのか考えてみることが重要。

会社の中にいながらも自営業ような振る舞いができるくらいスキルを身につける努力をしなければ、組織の外では通用しない人間になってしまう危険性があります。

感想・今後どうするか

まず私はこの本が出版されたのが2014年だということに驚きました!

藤原さんって相当先が見えてる人なんだなぁと。

私が全く世間が見えてなかっただけかもしれませんが笑。

当時、私はサラリーマンをしていて、このまま昇進してマネージメントに回るのは嫌だなって思っていました。

でもこの本を読んでみて、マネージメントしなくてもプレーヤーとして続けられるよう会社と交渉し、自分のスキルを磨いていくこともできたのかもしれないということに気付かされました。

今はフリーでやってるので、今後やるべきこととしては、自分のスキル、自分の魅力、私といえば〇〇を3つずつ考えて伸ばしていくことと、私のスキルの組み合わせで何か新しい事ができるか考えてみます!

一言まとめ
「スキルを持って戦略を立て、DADADA!」


ということで、今回は藤原和博さんの35歳の教科書を紹介しました!

興味がある方はぜひ読んでみてください^^

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