Navigoの種類
1900年に導入されたパリの地下鉄切符も2021年をもって廃止されます。(10枚綴りの紙の切符が段階的に廃止されます。詳しくはこちら)
記念に1枚買っておきたいところですが、ここではこれから必ず通る道、Navigo(ナヴィゴ)について解説します。
まず、Navigoとはパリを含むイル=ド=フランス圏内で使えるICカード定期乗車券です。
3種類のカード、複数のチャージできる乗車券があります。
Navigoカードの種類として、以下のNavigo, Navigo Easy(ナヴィゴイージー), Navigo Découverte(ナヴィゴデクベルト)があります。
カードの選び方
旅行者向けのカードはNavigo Easy と Navigo Découverteです。
どちらも駅の券売機でチャージして使います。
2つのカードの主な違いは、顔写真や記名の有無。
Navigo easyは顔写真や記名が必要ないので、窓口でサッと買って簡単に使うことができます。
Navigo easyの利点はチケット10枚綴りやオルリー・ロワシーバス料金が普通料金よりやや安いこと、旅行後に余ったチケットは10年間有効で、さらに記名がないので友達やご家族と共有できることです。
Navigo Découverteなら1週間や1ヶ月乗車券をチャージできて、1-5全てのゾーンで乗り放題。
乗り放題なので毎回残りのチケットを気にする必要がなく、パリ市内からシャルル・ド・ゴール空港に電車で行く時も使えます。
イル =ド=フランス在住の方は全てのカードを使うことができますが、しいて言えばNavigo か Navigo easy でしょうか。
1年以上の長期滞在の方はNavigo Annuel(ナヴィゴアニュエル_1年乗車券) がおすすめです。
毎月銀行口座から自動引き落としで、1ヶ月分の料金がお得になります。
以下、各カードの説明をしていきます。
Navigo Easy
前述のとおり、Navigo Easyは顔写真と記名が必要ないので譲渡可能で比較的扱いやすいカードです。発行料は2€。
紙の切符との料金比較はこんな感じ。
紙の切符の10枚綴りが廃止されたので、紙の切符を1枚ずつ買うよりは、Navigo easyに10枚を入れて改札でピッとかざした方が簡単です。
残り枚数は改札機の表示窓や、RATPのアプリでも確認できます。
ちなみにチャージもアプリでできるのですごく便利!
Navigo Découverte
旅行者もイル=ド=フランス在住者も使用できるNavigo Découverteは、発行に5€、顔写真、記名のカードです。
チャージは駅の券売機で行います。
Navigo Jour(1日乗車券)
購入する際に使用する日を選びます。(当日から6日前まで)
例えば、その日が月曜日の場合、その月曜日または次の日曜日までの中で希望の日を選び購入します。
指定した日の0時から24時まで有効。
ゾーンごとに料金が異なるので注意が必要です。
Navigo Semaine/Mois (1週間/1ヶ月乗車券)
Navigo Semaineは任意の1週間分ではなく、月曜日から日曜日までの1週間なので注意が必要です。
購入は前の週の金曜日からその週の木曜日まで、利用は月曜日の0時から日曜日の24時まで有効です。
Navigo Moisは前月の20日から有効月の19日まで購入可能で、1日0時からその月の最終日24時まで有効です。
Navigo (Navigo Annuel)
Navigoカードには様々な料金体系があるんですが、ここでは特にNavigo Annuelについて説明しようと思います。
おすすめの方法はnavigo.frでカード発行するやり方です。
インターネット上でアカウントを作り、住所、顔写真、銀行のRIBをアップロードします。
1週間ほどで自宅にNavigoカードが送られてくるのでそのまま使えます。
新規発行の場合、申請料が別途7.6€かかりますが、それ以降はNavigo Moisと同料金84,1€が銀行引き落としで、しかも最後の1ヶ月分は無料です。
私自身、以前はNavigo Découverteで1ヶ月乗車券を買っていました。
しかし毎月チャージするのがめんどくさいのと、前もってチャージしていない場合、毎月1日の朝は駅に行くためのバスに乗れないというちょっとしたストレスがあったわけです。
この記事を書いたのも、Navigo Annuelって便利だよ!と言いたかっただけでもあります。笑
ということで、ここではパリの定期乗車券Navigoについて解説しました。
ぜひご自身に合ったNavigoを見つけて快適にメトロやバスを利用しましょう!
それではciao!
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